甲種第3類消防設備士

資格

2015年3月に初めての消防設備士の試験で甲種第4類を受験しました。ちょうど1年になる2016年3月、甲種第3類消防設備士を受験してきました。

経過

  • 2016/01/17 試験申し込み
  • 2016/02/22 受験票DL
  • 2016/04/08 Webにて試験結果確認、試験結果通知書着
  • 2016/04/04 支部へ免状申請持ち込み

信用できない出版会社

危険物1・2・3類を受験してから3週間後の試験となってしまい、毎度のことながら時間が全然ありません。ただ2類と違って仕事柄3類についてはデータセンターや局舎で少し見る機会があることがまだ救い。

後ほど改めて紹介しますが、今回メインで使用した参考書は電気書院「要点ガッチリ 消防設備士3類」です。

オーム社しかほとんど選択肢かがないことにあぐらをかいているのか知りませんが、前回指摘した「2類消防設備士 筆記×実技の突破研究(改訂2版)」および「はじめて学ぶ!2類消防設備士 合格講座」併せて15箇所程度の指摘部分について、「ご指摘の通りです、正誤表掲載します」とメールがあって4ヶ月たった今ようやく「2類消防設備士 筆記×実技の突破研究(改訂2版)」のみ正誤表が掲載されました。しかしながら2016年4月現在、未だ「はじめて学ぶ!2類消防設備士 合格講座」の4箇所については正誤表が掲載されていません。「速やかに正誤情報のご案内を差し上げられるよう努めて参ります」という回答は守られていません。

そんな出版社の参考書は極力使いたくないと思うのは当然だと思います。が、ないものはどうしようもありません。仕方なく「徹底研究 3類消防設備士」と「3類消防設備士 筆記×実技の突破研究」も追加で購入しました。

いざ試験へ

試験の日程の都合で在住ではない周りの県をぐるりとめぐっていました。1年ぶりに在住県での試験です。

道も会場も知っている安心感はやっぱりいいものですね。午後組でしたが、余裕をもって会場の到着。ただまだ準備中で入れませんとのこと。この声掛けがまた微妙で、まだということはアナウンスするのにはいれるようになったことはアナウンスしないんです。なので知らない人はみんな外で待ちぼうけ。私は適当なタイミングで確認してさっさと入ってしまいました。季節がよくなってきたので、ぎりぎりまで外で待っててもよかったんですけどね。

試験問題はこんなのだった

筆記はほとんど覚えていませんが、それほど変な問題はなかったと思います。ただ見たことないなというのはそれぞれ1~2問はありますのでご注意を。

実技は次のような感じです(順不同)。

  • 弁の写真(閉止弁か選択弁だと思われる……)
    • 弁の名称
    • 設置する場所
    • ハンドル操作する時はどんなときか
  • 貯蔵容器まわりの写真から各部の名称
    • 集合管
    • 連結管
    • 容器弁起動装置
    • 忘れた
  • 配管部品の写真から名称
    • ニップル
    • 異径90度エルボー
    • 分からなかった
    • クロス
  • 粉末消火設備の写真から方式と各部の名称
    • 移動式
    • ノズル開閉器
    • 放出弁
    • ホースリール
  • 加圧式粉末消火設備の図から次の動作の時閉止している弁を塗る
    • 消火剤放出時
    • 残圧排出時
    • クリーニング時
  • 防護区画がA(CO2)、B(N2)の図面、条件たくさん
    • それぞれの体積
    • それぞれの消火剤量
    • それぞれの必要本数

合否と申請

どうして試験後ってこうも不安になるのでしょうか。筆記に関してはまあ大丈夫だろうけど絶対大丈夫の域に達せず、実技については書けなかったのは小問2つだけだけど、大問1が全問正解か、全問不正解な予感。これ間違ってたら減点どれぐらいだろうともやもやしました。

どんな問題だったかというと、過去出題されたこともないというものではなくとてもメジャーな問題で写真を見て弁の名前や場所、ハンドル操作をする時を回答するものでした。ただ写真の弁がよく見る感じではなく、閉止弁なのか選択弁なのかわかりませんでした。

形状から見ると閉止弁っぽいけど操作管があるので選択弁? 最後の最後まで悩んでたしか選択弁にしたと思います。点数から見て正解だったと思います、たぶん……。

で、結果法令80%、基礎知識80%、構造・機能85%、筆記全体82%、実技92%で合格できていました。これで特類以外を取れたことになります!

勉強方法

先にも書きましたが、今回利用した参考書は5冊。

一番おすすめだったのは「要点ガッチリ 消防設備士3類」です。これだけだと少し実技が足りないのと、法令の共通系はちょっと微妙かも。

ほぼ実技のために仕方なく「徹底研究 3類消防設備士」と「3類消防設備士 筆記×実技の突破研究(改訂3版)」を追加しました。

あとAmazonにはないですが、いつもの教会本「消防用設備等基本テキスト 消火設備」と「消防設備士受験直前対策 第1・2・3類」です。

それぞれ3回繰り返しつつ、実技は某掲示板など情報収集してどんな問題が出てるかを研究しました。

3類は今まで以上に覚える数値が多い気がします。なので実技で出題される頻度が高そうなものに比重を置きました。実技で出題されるものを優先したのは数値覚えてないと回答しようがないためです。筆記は最悪他覚えてれば消去法でも回答できますし、最悪当てずっぽうでも埋めることはできます。

優先したのは、二酸化炭素の消火材量は通信機室とそれ以外で指定可燃物は余裕が出てきてから覚えるようにしました。充填比と放射圧力、放射時間も二酸化炭素、ハロン1301、第3類粉末を優先しました。

「要点ガッチリ 消防設備士3類」に表でまとまっています。ただ掲載箇所がばらばらです。毎回探すのも手間だし持ち運びも不便。なのでエクセル・ワードを使って不活性、ハロン、粉末単位でまとめ、閉止弁の条件だとかホースの長さ、設置量も追記しました。そして優先的に覚える数値をR255・G153・B204の色(ピンクっぽい感じ)にしたうえで印刷し、赤いシートで数値を消しながら電車とかトイレなどのスキマ時間を使って覚えていきました。これはかなり有効だったと思います。

残るは特類

資格取得が趣味ならコンプリートは目指しますよね。でも地元で受けようとすると他の試験とスケジュールがあまりに被りすぎていてどうしたものか……。それに限定的すぎてちょっとモチベーションが上げられません。

受験するつもりではありますが、少し検討しようかと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました