ガンマ線透過写真撮影作業主任者

資格

エックス線作業主任者を受験したとき、労働安全衛生の次はこれと決めていたガンマ線透過写真撮影主任者を受験しました。

ガンマ線透過写真撮影主任者はエックス線作業主任者との関連性が高いため、勉強は非常にやりやすいと思います。

経過

  • 2015/05/07 振り込み、簡易書留提出
  • 2015/05/08 労働安全センターから連絡
  • 2015/05/08 労働局労働基準部健康課で原本証明を受ける
  • 2015/05/11 原本証明を簡易書留で発送
  • 2015/05/14 受験漂着
  • 2015/06/02 合格発表
  • 2015/06/03 合格はがき着
  • 2015/06/03 申請書簡易書留発送
  • 2015/06/09 免許証着

受験申請と科目免除と過去問と

労働安全センターの試験の申し込みは受験日2ヶ月前から2週間前までとなっています。いつもは余裕を持って出すのですが、今回は過去問の発売日の都合でギリギリの提出となりました。

発売日がなぜ関係するかというと、科目免除を利用するか利用しないかの問題です。どの試験でも悩ましい免除の問題ですが、大概の場合は免除しない方がよいことが多いように思います。しかし今回調べてみるとどちらでもよいという感じだったため、過去問を見てから考えようと思ったのです。

過去問(2015年度版)は去年の発売日から推測するに試験日の1ヶ月前ぐらいに販売されそうだったのですが、結局発売されたのは約5日前! ところが過去問を見ても決めきれず、悩みに悩んで結局免除無しで申請しました(後に免除とするのですが…)。理由は二つあって一つはエックス線と問題の傾向がほぼ同じであること、もう一つは免除を受けるには免許証コピーの原本証明が必要なことで今からじゃちょっとと躊躇したのです。

受験申し込み完了、と思いきや

ようやくこれで準備がと思っていたところ、書類が届いたであろう日に労働安全センターから連絡がありました。書類不備かとどきどきしたのですがとても親切な理由からで、エックス線を持っている人で免除になっていない人は念のため確認しているとのことでした。そこで原本証明が必要ですよねということの再確認と免除の状況ってどうか確認させてもらいました。するとやはりほとんどの人が免除を利用しているとのことでした。せっかく連絡いただいたこともあったので、免除に変更することにしました。となると必要になる原本証明。念のため当日でも可能か確認しましたが、追加で送る必要があるとのことでした。

あとこれも念のためですが、合格点の考え方も聞いておきました。免除の場合、生体の問題丸々なくなるので75点満点になり、各科目30点、20点、25点それぞれ4割以上かつ75点の6割以上となるとのことでした。

いざ労働局へ

どこで原本証明がもらえるかの調査からです。都道府県によっても少し違うようで、私の場合確実なのは労働局(労基でなくて本体)っぽいことが分かりました。役所なので17:15まで。少しだけ早退して労働局まで行ってきました。役所の受付に関しては前回と違い他の時にも来ているため戸惑うこともなく、必要事項を紙に書いてIDをもらいます。

労働局の受付で原本証明くださいって伝えるとキョトンとした顔をされました。何に使いますかと聞かれたのでガンマ線の科目免除にと伝えるとようやく理解してもらえたのか、あぁって感じで受け付けてくれました。コピーはこちらから持って行ったのですが、どうも役所側でコピーしてくれそうな雰囲気でした。ただ調べたときにはコピー持って行かないと受け付けてくれないよというところもあったので、持って行く方が無難だと思います。コピーした免許証と実物を確認して、原本に相違なしという感じのゴム印、担当した人の印が押されて完了。これでいいのかという感じもしますが…。あと費用はかかりませんでした。

いざ試験へ

エックス線作業主任者の時と変わっていたのはバスのダイヤが変わっていたこと。いつも1時間弱前ぐらいに着くようにしているのですが、いい時間のバスがなくなってました…。仕方ないので30分前ぐらい到着予定にしましたが、僻地にあるのでどちらにせよ早朝出発。電車で寝るととんでもないところまで行ってしまうので注意が必要です。バスに乗り換え、3回目でもあるので迷うことなく無事到着。

受験者数は76人、思ったより多かったです。それよりも同日実施だった高圧室内作業主任者が11人だったのに驚きました。す、少ない…。今回は女性が3人、うち一人は話し方からアジア系の方のようでした。ただでさえニッチな資格なのにそんな人も受けるんだなぁとさらに驚き。

試験で気になったのは電卓。関数電卓はダメだと思っていましたが、多くの人が関数電卓。実際試験中の確認でもスルーされていたので、いいのかよと思っていたのですが昼休みにふと目にした案内に来年からダメよー的な張り紙がしてありました。

使用可能な電卓について

後述しますがx^0.5の計算が必要な問題があり、私が持って行っている実用電卓ではそれができないのです。しかも今回は出てるから持って行って使えた人は特だったなぁと思います(私は別途対策していきましたが)。案内にも計算式が入力できる物はダメってあるのに、なんだか微妙な気分です。

試験は回答、マーク、見直し数回含め午前は20分、午後は10分で終わりました。午後は30分で退出できますが、午前は1時間は途中退出できないためかなり暇です。

午前は途中退席すれば昼休憩と合わせてかなりの時間ができます。今回初めて試験中に違う資格の勉強をするということができました。この時間帯の前半で違う資格の勉強、後半で午後の分の再確認を行いました。

午後は3分前倒しで開始するというざっくり運用。さすがに終了時刻もちゃんと3分前倒しにしているようでしたが、まあなんというか…。あと会場が寒い時期から使われてなかったのか、午前中はずっと暖房設定のまま低い温度に設定したせいか部屋が暑くて仕方ありませんでした。試験を運用するところによってかなり色がでますよね、こういうところ。

試験問題はこんなのだった

生体は免除のため確認していませんが、計算問題はフルスケールからの線量率、管理区域にするための距離といったものが中心で、知識問題も含め基本的に過去問の傾向から大きく変化はなかったです。

ただ最新過去問の中でも1回しかでなかった先述の(1/2)^5.5という計算が必要な半減期計算がありました。関数電卓を使えば一発ですが、実用電卓では手間のかかる上に近似しか求まらないニュートン法というものを使ってぐらいのようです。なので(1/2)^5 * (1/2)^0.5と分解し、1 / 2 ===== M+でメモリへ。1 / √2 * MRで求められます。ポイントは2^0.5を√2を覚えておくことですね。

合格と申請

Webでの合格者発表は7:40で掲載がありました。7:30ではまだなかったです。無事合格を確認してました。

すぐさま申請、といきたいところですが消防系と違いはがきは当日着しないのでのんびり待つしかありません。

はがきが到着したところで、準備していた書面をもって郵便局へ。収入印紙と返信用の切手を購入しその場で貼り付けて封、すぐさま簡易書留で発送です。

既得免許証を送らないといけないのですが、この手元に免状や免許証がない間、不安というかさみしい気持ちになりますね。そんなの資格取得を趣味にしている人だけなのかな?

3日夜間に出したのに9日には届きました! 早い!! やっぱり人数少ないから??

勉強方法

参考書、過去問はほぼ一択になってします。

↑の最新年月版はここから探してください。

エックス線の時は試験のための参考書だったため試験のポイントとかに絞って書かれており、関連性とか実務的なところとかその行動や作業の意味的なところがすっぱり抜けていたりします。そのため読み物としてはかなりつらいものでした。一方ガンマ線の方は主任業務するための内容であって、試験に特化したものではありません。その代わり読み物としてはかなり読みやすかったです。

行った勉強方法は

  • 参考書をさっくり読む
  • 過去問1回
  • 過去問間違ったところだけ
  • 直前に平成27年4月分1回

と言ったところです。いつもなら過去問を3回実施するのですが、1週間前に別の試験があり時間が圧倒的に足りませんでした。時間にしても20時間程度です。ただ問題集を1回目回している途中で、エックス線との問題の関連性の高さから大丈夫かなとは思えるような感じでした。なのでガンマ線を受験するのであれば、エックス線受けたらなるべく間を開けずに受けてしまうことをおすすめします。

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