認定電気工事従事者認定講習に行ってきました。
認定電気工事従事者とは、
認定電気工事従事者は、工場やビルなどの自家用電気工作物のうち、簡易電気工事(電圧600V以下で使用する自家用電気工作物(最大電力500kw未満の需要設備))を行うことができる資格である。
電気工事士法では、最大電力500kw未満の自家用電気工作物の工事(ネオン設備と非常用予備発電を除く)は第一種電気工事士が行うことと定められている 。しかし、第一種電気工事士以外の者が自家用電気工作物に携わる場面は多く、そうした者が一定の条件の下に、所定の工事に従事出来るよう国が認定する制度が認定電気工事従事者の資格制度である。
要は第一種電気工事士のうちの高圧部分等の工事を除いた限定免許であると考えて差し支えない。
なお開業に必要な電気工事業登録については、認定電気工事従事者と第二種電気工事士の資格があれば自家用・一般用で行うことが出来る(低圧限定だが登録の際高圧回路用計測器の常備は必要)。
とあるように第一種電気工事士のうちの高圧部分等の工事を除いた限定免許みたいなものでかつこれがあれば開業もできます(今のところ予定はありませんが)。
受講資格は第二種電気工事士免状交付後にこの講習を受ける他いろいろ。その講習の申し込みは上期下期の二回。第二種電気工事士の上期試験が通ったら下期の受講に間に合います。
時間は朝10:00から夕方の17:00までまる一日。会場や日程によって平日だったり土日だったりします。私の場合は土曜日で受講者は150人ぐらいでした。
教科書は認定電気工事従事者認定講習テキストで、カリキュラムは次の4コマ。
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- 10:00~11:30(90分)
配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
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- 11:30~12:20
休憩
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- 12:20~13:50(90分)
電気工事の施工方法
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- 14:00~16:00(120分)
自家用電気工作物の検査方法
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- 16:00~17:00(60分)
自家用電気工作物の保安に関する法令
1コマ目は第二種電気工事士の復習っぽい内容から、送電圧は中国が進んでいる話、糸魚川静岡構造線の周波数変換等のお話が導入にありました。
昼休憩は周辺が劇的に混むため早めに会場から出るかお弁当を事前に買っておくことをおすすめします。
2コマ目は接地システムの違いなどでした。
3コマ目から講師の方が変わって、少し実務的な話が入り取り立てな私には一部わからない用語もありました。特に高圧の引き込みからキュービクル内部にかけては触ることがないのでいまいちピンときませんでした(二種な人たちばかりなので一種業な会社の人以外みんなそうなのかな?)。
あとGR付PASとか電柱の高圧は3本水平、低圧は3本垂直に張られているとか楽しい話も多かったです。おかげで電柱ばかり見てしまい少し危ないです。
4コマ目法令を主とした内容でした。
個人的に内容はとてもおもしろく楽しかったのですが、付近に座っていたもう見るからアレゲな若い子が午前だけで3回居眠り(というよりは完睡)で注意を受け、午後明けすぐから注意を受け3コマ目には次はないよと警告を受けていました。それでも甘い、追い出せ、こういうやつが事故を起こすと思っていた(他の人がセンターの人に苦情を言っていました)のですが結局修了証は渡されたようです。一応別室に連れて行かれて厳重注意されたようですが、それでも劇甘ですね……。参加される方は十分気をつけて参加してくださいね。
その上修了証に間違いがあり再発行に最大1ヶ月かかると言われました。私以外でも5人程。私はまあ半分趣味なところがありますが、業務(生活)に直結する人もいるでしょう。少し対応がおざなりな気がします。
認定証の申請にはもうしばらくかかりそうですが、楽しく為になった講習会でした。
2014.03.20追記
修正された修了証が届きましたが案の定該当部分は手書き…。だったらすぐ対応して渡して欲しいものです。
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