腰椎椎間板ヘルニア(L5/S1) 神経根ブロック

日記

完治したわけでもなく進行中ですが、自分でもいろいろ調べて体験談を見ていて為になったので日記として書きます。

2月ぐらいから右太股裏が痛み始めました。寒さからくるものかなぁと思っていたら坐骨神経痛という症状であることがわかりました。

あんまに行くも全然よくならないまま、突然右ふくらはぎ激痛でほとんど歩けない状態に。慌てて近くの整形外科へ。教科書通りに可動域の確認とレントゲン。症状から見てヘルニアからくる坐骨神経痛で、MRIはいらないでしょう的な感じでした。

最初は、ロキソニンとムコスタ、メチコバール、湿布。3週間ぐらい続け歩けるぐらいにはなったものの、排尿排便時の小さな力みですら坐骨神経の痛みがあり、何よりふくらはぎの痛みと睡眠時から起床時にかけてふくらはぎが攣ったような状態になりました。

その後仙骨部硬膜外ブロックを3回ほど打ちましたがほぼ効果なし。坐骨神経痛自体よりもこのふくらはぎの痛みが辛いことを話そうとするのですが話を遮って全然聞いてくれません。

町医者なので外の待合からはお医者さんと患者さんの会話が丸聞こえなのですが、どの患者さんに対しても話を聞かない傾向のようです。変化がないので通院するのをこの時点でやめました。

そのときちょうど(?)潰瘍性大腸炎で大手の病院に通っていたのでそのことを相談したら、うちの整形外科受診したらとのこと。紹介状を貰うのも苦痛なので、最初から診てもらうことになりました。

もちろんレントゲンは持ってきていないので撮り直し。申し訳なさそうに聞かれたのですが、こちらとしてはむしろどうぞどうぞって感じです。そしてMRIいらない的な発言や話を聞いてくれないことを説明するとあちゃーって感じで苦笑い。MRIは撮りましょうということで早速予約をして撮影へ。

周りから聞いていたもののかなりうるさいですね。ヘッドフォンで葉加瀬太郎を聞かされながら数分で睡眠。40分ぐらいだったのですが、最後の4分間の撮影ですってマイク越しの声で起きたぐらいです。ちなみに撮影中に寝る人はあまりいないみたい(笑)。

データを構築し直したりするのに時間がかかると言われていたので、診断結果は別の日にしていました。で、MRIの結果から第5腰椎と仙骨(L5/S1)の椎間板ヘルニアと診断。ただふくらはぎの痛みとの関連は現段階ではグレーとのこと。関連箇所ではあるけれど私の話す症状で悩ましいようでした。

これからの治療をどうするか。痛み止めを飲むか仙骨部硬膜外ブロックで痛みを止めて保存療法が次のステップっぽかったのですがすでに試していることと、ふくらはぎの痛みとの関連性の切り分けも含め神経根ブロックを実施することに。

ちなみにこのときすごく軽くやりましょうか、ぐらいで話されたので軽い気持ちではいと答えたのですが、帰り道にスマホで調べて唖然。

そこには、「整形外科領域で最も痛い」、「世界一痛い注射」、「激痛レベル特S」などの文字が躍っていました……。数日後にはこれを受けるのかととても不安になりながらその日まで過ごしました。

そして当日。受付を済ませ、術着に着替え。不安になりながら放射線室前で待っていると前に同じ処置を受けたであろう50代ぐらいの女性が車いすで出てこられました。それはもう衰弱しきった姿で……。ここで不安が一気に高まります。

ついに呼ばれ中に入ってみると担当医が。不安を取り除くためにも軽口としてこんな痛い処置だって聞いてなかったよと突っ込むと「大丈夫、大丈夫。痛いだけだから」と笑いながら答えてくれました。ってなんでやねん!

おなかに枕のようなものを当てながら寝かされ、まずは背中を消毒。それから皮膚だけの麻酔。レントゲンを当てながら骨の位置を確認して印をつけます。

本番はここからです。細い針のようなものでざくざくと刺しながら該当する神経を探していきます。確かに今までの注射関連で一番痛い。けどこの時点では気持ち悪さの方が買っていました。何せ針をこうぐにぐにとうか体の中で探されている感じと骨に当たっているような感じがあり、がまんしていてもぐっだとかあっとか声が漏れます。

探すこと時間にして5分ぐらい。体感ではもっと長かった気がするのですが、うーんとか言いながら探していた次の瞬間。

ビリビリ!
ぎゃあぁ!!

腰から足先にかけて体が勝手にはねるような電撃が走りました。ぎゃぁと書きましたが自分でどう唸ったのかすら思い出せません。肘を打って電気が走る数百倍?以上の痛み(とも違う何か)です。

そしてその姿を見たお医者さんが一言。

「いいとこ来たね(ニコッ」

突っ込みたかったけどその瞬間は突っ込む余裕がなかったです。

そこにほんのわずかな造影剤を打ち、レントゲンで神経根造影しながら局所麻酔薬で終了。

あまりに不安が大きかったこともあって、思っていたほどではなかって(あくまで激痛じゃなかったわけではない)ほっとしました。

腰に痛みはあるものの、車いすで部屋からでるころには普通に歩けました。精神的には削られた感はありましたが、前の人のように憔悴しきった感じはありませんでした。

その後は30分横になり、止血具合を確認してそのまま帰宅。

3日後に結果報告のため受診。太股裏の座骨神経痛は治まったものの、ふくらはぎは変わらずであることを伝えると、ふくらはぎとの因果関係がはっきりするまでは切らない方がいいでしょう、とのことでリリカという痛み止めで様子を見つつ病院内で症状と原因について検討するとのことでした。

参考までに社保3割負担での私の金額は次の通りでした。

MRI:6,240円
神経根ブロック:5,080円

また進捗があれば書きます。

2015/09/30追記
その後の入院について書きました。

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