iPhoneをタクシーに忘れ、そのタクシーを自転車で追いかけて捕まえ回収した話。
スケジュール押し気味な仕事があって数日午前様が続いていたのだけれども、今日土曜日朝一番で病院の予約が入っていた。案の定出発がぎりぎりになってこれはまずいということでタクシーを使うことに。
あまり有名ではない病院だったのでタクシーを乗車する直前にiPhoneで調査。1ブロック隣に大きな病院があったので地図を見ながら目的地として大きな方の病院を指示。
色々焦っていたこともあって、このときポケットから落ちたもしくは置き忘れたみたい。何も知らずに下車して病院へ。電波はOKな病院なのでマナーモードに設定しようとポケットを探すも見つからず。鞄にもない。
これはタクシーに忘れたかと気づいたけれど予約の時間までほぼ時間なし。幸い待ち時間に使えるPCが設置してあるところだったのでiCloudを使ってiPhoneの居場所を調査。あー、移動しまくってる…。
何度か携帯に電話をしてみるも不出。運転中、お客様乗車中かなぁと思いつつも年配の方だったのでおそらく操作方法が分からないような気がする。
ということで病院の用事を先に済ませる。3時間ほどかかり再度そこのPCで場所調査。どうやら近辺を流す人らしいと言うことは分かった。
いつもなら領収書をもらうのだけど、今回に限って急いでいたためもらわずでタクシーの会社もうろ覚え。たぶんここだろうというところへ連絡。
うちで間違いないかということと、乗車降車場所、料金を聞かれその情報を無線で呼びかけてもらうも該当なし。iPhoneで位置も指定するがそれでも該当なし。たぶん会社が違うだろうけれど念のため携帯の番号と氏名、連絡先を伝える。
iPhoneの位置移動パターンから客がこっそり回収してというパターンはなさそう。ということでお昼ご飯を食べる。その後元々の予定だったデジットへ。件のICの現象のヒントをもらいに行くも原因分からず。
その後一度自宅に帰りiPhone3Gとモバイルルータを持ち、自転車で追跡開始。変わらず近辺を流していてくれているものの、表示される位置情報にディレイがあることと信号待ちのタイミングが合わないためなかなか近くに行けない。次の予定があったため15分程度でいったん諦めた。
次の予定だった場所でどこを中心に流しているかを観察。なんとなくある通りとある筋が多いことが分かった。
かなり日も暮れてきた頃、自宅近くの公園脇で移動しなくなった。これはきっと休憩であると判断、すぐに自転車で移動したものの距離があったためぎりぎりのところで移動されてしまう。
その後ディレイと信号との戦い。15分ほど戦ったところで昼にも逃したケーキ屋さんの前で再び逃してしまう。ただこの逃したことにより流すコースが見えてきた。大通りから住宅街の若干細めの通りをぐるっとまわって大通りに戻って来るみたい。
ちょうど住宅街に入っていったため、ぐるっと回って大通りに出てくる道路へ先回り。位置情報からするとまだ来ていないけどディレイから考えると今だというところでタクシーが通過。通過の際、顔を見ると身に覚えのある年配のドライバー。
見・つ・け・た!
ちょうど曲がったところで信号に引っかかってくれた。扉を軽くノックして携帯を忘れていないかを聞いてみる。あるあるということで少し離れた停車しても良さそうなところへ移動。
自転車も停めて乗車。話してみるととにかく驚かれた。どうやって分かったのかということから今までの流れを説明。やっぱり電話に出なかったのは操作方法が分からず、若い女性の客に聞いてみたけど触らない方がいいとアドバイスされそのままにしていたみたい。公園脇で休憩していたか確認してみたら「してた(笑)」とのこと。
「お客さんのことは一生忘れられんわ(笑)」とのことだったのでお客様乗せたときのネタとして使ってくれと言っておいた。お礼がしたいと再三伝えたけどやんわりお断りされた。かわりに近くを流していることは分かっているので次回以降のタクシー利用時にお願いすることを伝えた。
ということで一日かかったけど、iPhoneを無事回収できました。
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