雪や氷のないぎりぎりの日程で行ってきました、六甲山。
コースは人気があるということで魚屋道(ととやみち)を選択。ハイキングぐらいで思ってましたが、行ってみると結構ハードでした…。
コース(とコースタイム)は以下の通り。
08:34 深江駅
08:51 魚屋道の碑
09:11 森稲荷神社
09:51 蛙岩
10:35 風吹岩(小休憩)
11:02 横池
11:18 芦屋カンツリークラブ(小休憩)
11:49 雨ヶ峠
12:08 本庄橋
12:48 一軒茶屋(大休憩)
13:28 六甲山最高峰
14:49 炭酸泉源広場
14:55 銀の湯
想定していた時間より45分押しての到着となりました。といっても休憩をいくつかのところでいれたのでほぼほぼ思っていた通りの時間です。
■ 08:34 深江駅
深江駅に集合し、コンビニで水やら軽食料を調達。1ブロック南にある魚屋道の碑へ向かいます。
■ 08:51 魚屋道の碑
ここが魚屋道のスタート地点となります。好日山荘のお姉さんに汗をかいてから脱ぐと体が冷えるので、できるだけ長袖のシャツのみで上着は脱いでおくようにと言われたのですがさすがに寒くて手袋とかを装備して北に向かいます。
見えているのが六甲山。こう見るとやっぱり高いです…。
降下したをくぐって稲森神社に向かいます。
■ 09:11 森稲荷神社
坂道を登っていくと右手に森稲荷神社が見えてきます。横目に住宅街の坂道を登っていきます。
標高100mぐらいでこの眺め。ここですごいなぁと言っていましたが後から考えるとほんとたいしたことなかったです。
さらにもう少し登っていくとアスファルトから土の地面に変わる登山道の入り口があります。周りを見渡してみましたが入山届けのポストはありませんでした。
右手の小川に沿ってどんどん登ります。が、ここで完全になめてたなと思いました…。途中は枯葉だらけで、普通の人がイメージする登山道ではありません。小川も細くなっていき、その沢を行ったり来たりします。何度か戻ろうかと思いました。
看板があるから進めるものの、何もなかったら躊躇するような道が続きます。
土砂止めをいくつか越えていきます。ワイヤーのようなものは土石流がきたときに切れることで検知、通報するシステムのようです。途中いくつも見かけました。
ようやく登山道っぽいところにきました。ここでかなりほっとしました。かなり汗を書いてきてしまったので上着を脱いで長袖Tシャツ一枚と肌着のみになりました。やっぱりこれだけ寒いと思っていてもすごく汗をかきますね。
地図を見る限りはこれを越えれば蛙岩と思って一枚ぱちり。いい天気で本当によかった。
確かこの分岐もそうですが、山と高原地図には載っていない箇所がいくつかあります。また国土地理院の1/25,000地形図では蛙岩までの山道は掲載されていません。地形と距離感、方位、標識でなんとか進むべき方向を見定めますが、初心者にとってこれはかなり不安になりますね…。何よりデジタル機器になれすぎていてアナログの地図が読めなくなっているのは致命的です。
■ 09:51 蛙岩
ということでなんとか蛙岩に到着。蛙に見えなくもない、かな? ここで初めて人とすれ違いました。西から来て東に抜ける人、その逆で東から西へ抜ける人です。私たちが使った深江方面の魚屋道へ進む人はいませんでした…。
蛙岩を後にして進みます。2枚目の写真で330m付近。街は遠くの方にしか見えません。6枚目も分岐点としては掲載がなく、どこかわからなくなってしまいました。
一応看板には風吹岩とあるからそちらで正しいのでしょうが、かなり不安になってしまったのでここで文明の利器iPhoneを利用。FieldAccessというアプリがあり、国土地理院の地形図が表示でき、GPSを利用して現在地もわかります。また優れたところは電波が入らないところでも利用できるように事前に地図をローカルにキャッシュしておけることろです。現在地と方角を確認して再出発。
この辺りから人が少し増えてきました。地面も土から岩が多くなってきます。
■ 10:35 風吹岩(小休憩)
ここで何十組と一気に人が増えます。団体様で20人近くの組も…。よくこんな団体で登るなぁと思いつつ風吹岩へ。
437mの景色はとてもすばらしいものでした。ここで小休憩、持ってきたお菓子やらで少しエネルギー補給。上の岩に登ってみたり、景色を眺めたり。
ここからまだ登る人は一気に減るようで、子供連れや先ほどの団体はここでもう下りるようです。
■ 11:02 横池
■ 11:18 芦屋カンツリークラブ(小休憩)
ここから一気に疲れがでてきます。やっぱり長い時間休憩を取ると駄目ですね。北上していきながら横池を通過(と言っても見えませんが)、芦屋カンツリークラブへと入っていきます。ゴルフ場といってもコースではなく、コースとコースの間の中を歩くのですが、それでも登山中にこんなところを歩くのは不思議です。
先ほどの休憩から経っていないもののお昼前ということもあって昼食休憩をとることに。コンビニで買ったおにぎりをもぐもぐ。普段なら何も思わないコンビニおにぎりでもこういうふうに食べると格別です。ものの数分ぐらい休憩して再出発。
■ 11:49 雨ヶ峠
この辺りからがくんと写真の枚数が減ります。もうそれどころじゃないぐらい疲れてます。三脚持ってきましょうと言った後輩の言葉が恨めしい。
ダムのような人工物が立ち並び、少し広いところにでました。その後ちょっと下って一気に登ります。
■ 12:08 本庄橋
本庄橋跡の分岐点があったのですが、合流できるのかいまいちわからなかったためまっすぐ進みました。結局は合流できたようで、離れたところから見るだけに終わりました。
きれいな沢を2回ほど通過します。水はそこそこ冷たく、きれいなものでした。
ここから先、写真どころか会話もほとんど無く黙々と歩きました。
■ 12:48 一軒茶屋(大休憩)
車の音が聞こえる! これは一軒茶屋は近い、と思い最後の力を振り絞るかのように登っていきます。
建物が見えてきてようやく到着です。ただ到着してあまりの疲れ具合に写真を撮ることも忘れ建物の中へ。悩んだけれどたまご丼を食べました。良心的な価格設定。道路をすぐそばを通っているので調達がしやすいからかも知れません。
少しばかり休憩をして外に出ると劇的な寒さ。休憩で体が冷え切ってしまったからか、風が強いからか本当に寒い。ちなみにトイレの床の水は凍ってました。
■ 13:28 六甲山最高峰
寒さを堪え、一軒茶屋から道路を挟んだ向かいの舗装された道を登っていきます。登っている途中、振り返ればとてもいい景色が。
電波塔が見えてきました。あと少し。
ということでようやく六甲山最高峰に到着です!! やったー!!! 自転車もそうなのですが、このゴールに到着したときの達成感がたまりません。
そして周りではコンロを使ってコーヒーやらお味噌汁を飲んでいる人がちらほら。さんざん後輩に買おうと言っていらないと言われていたのですが、ここになって後輩がコンロいりますねとか言う始末。だから言ったじゃないか…。
ということで一眼カメラと一度も使われなかった三脚持つぐらいなら、水とコンロとコッヘル、ストックを持ってくるべきという結論がここで出ました(笑)。
少し眺めを見てから下って、今度は有馬温泉に向かいます。
一部土が凍っているところがありました。やはり最高峰から北側は日陰になる上に、日本海からの冷たい風により寒さが全然違います。
下りで登りよりは少し楽とはいえ、やはり疲れがたまっているのかここでも会話がぐっと減ってもくもくと歩く感じになります。
分岐らしい分岐もあまりなく、最後有馬の町並みが見えてくる直前に有馬温泉近道とでかでかと書かれた看板がある程度でした。射場山から神社に抜ける道で魚屋道としてはショートカットしない道であること、なんだか負けた気がすることから、遠回りながら左側の道を歩きます。
■ 14:49 炭酸泉源広場
■ 14:55 銀の湯
先ほどの分岐点を越え、くねくねした道を下っていくと温泉街が見えてきます。先が見えるだけで足取りは軽くなります。
ようやく出口で温泉街へ到着。炭酸線源広場を経由し、銀の湯へ。当初金の湯へ行く予定だったのですがあまりに疲れていて近かった銀の湯にしてしまいました。次回は金の湯にします。
銀の湯で疲れた体を癒やします。注意したいのはロッカーは小さいこと、結構混んでいること、外国の人も結構いること。ロッカーが小さいのでハイカーが背負うザックは到底入りません。なので床かロッカーの上に置くしかありません。ハイカーだけならいいのですが外国の人、特に某国と某国あたりの人が多いのでちょっと不安。でも仕方ないので貴重品だけロッカーに移して入浴しました。
あと失敗したなと思ったのは、タオルと着替えを持ってこなかったこと。タオルは最悪買えるので問題ありませんが、着替えはそうはいきません。汗をかいた服をもう一度着ること自体それほど私は抵抗ないのですが、何より冷たいです。次からの持ち物リストにいれないといけません。
温泉の後はカフェでお茶をして温泉街をぶらぶら観光。でも先に阪急バスのチケットだけは買っておいた方がいいと思います。結構混雑します。
帰りのバスはぐっすり睡眠。やはり相当疲れているのですね。
さて次は暖かくなってからリハビリがてらに短めのコースで曽爾高原、それか宝塚から入る六甲山~有馬温泉コースにしようか悩み中です。
そんなこと話していたら親戚のおじさんから冬の金剛山行こうとお誘いが。軽アイゼンがいると思うんだけど、大丈夫かなぁ…。
コメント
お邪魔します
どれくらい大変だったか
どれほどしんどかったか
どんな達成感を得られのか
見るだけじゃわからない
でも馳せる事は出来る
素敵な写真
時々の説明に食い入るように
ただ見つめて…
読ませてくれてありがとう
> まさよさん
こんばんは!!
こちらこそいつも記事読んでくださいましてありがとうございます。
しかもあちらと同じくコメント付きで。
本当にありがたいです。
今頃イブの夜も終わって夢の中でしょうか。
よい夢を!!